2016年05月07日

退職後に扶養範囲内で働くと本当にお得なの?

「扶養の範囲」って何
女性がパート・アルバイトで働く場合に問題になるのが、「扶養の範囲」という言葉である。
「扶養の範囲」とは、「健康保険」の被扶養者の範囲(年収
1 30 万円未満)かまたは配偶者控除などの適用される範囲(年収103 万円未満)という意味で使われている。

被扶養者となるメリット


まず、健康保険の被扶養者から説明していこう。被扶養者とは、健康保険証
の裏面にある「被扶養者」の欄に名前が入ることであるが、いくつかのメリットがある。
まず、保険料を支払わなくても健康保険が利用できるということだ。病院に行って診察を受
けると当然費用がかかる。この診察代は、健康保険が利用できれば実際にかかった費用の3割
を支払えばいいことになっている。また、配偶者の被扶養者となった場合には、年金の保険料
を支払わなくても、支払った場合と同じ取扱いをしてくれる。これは、専業主婦の年金を確保
しようということで、昭和61年から設けられた第3号被保険者の制度である。

このようにメリットが多い被扶養者に入るためには、
一定の条件が必要となる。


配偶者や親族等一定の条件に該当する場合で、年収が
130万円未満の場合となっている。また、同居してい
ることが条件となる場合もある。ここでもつとも問題と
なるのは、130万円未満という年収である。つまり、
月額に直せば10万8333円を超えてしまうと被扶養者
には入れない。入れないというととは健康保険の被保険
者となるということだ。

つまり、健康保険と厚生年金の
保険料が、せっかく稼いだパート・アルバイト代から引
かれてしまう。

また、あなたが主婦で、夫が会社から扶養手当を支給
されている場合には、この手当がつかなくなってしまう。
そこで、「扶養の範囲で働きたい」いうことになるわけ
だ。


しかし、本当に扶養の範囲で働くことがトクなのか、A 子さんがパートに出た場合を例とし
て、よく考えてみよう。シミュレーションしてみると、年収120万円以内という
扶養の範囲で働いた場合と、年収150万円の場合を比較すると、確かに実収入という意味で
は増えないどころか減ってしまう。

しかし、社会保険である健康保険と厚生年金保険に入る利点もいろいろある。まず、A 子さ
んの受け取る年金額が増える。150万円の例では年間約8300円の増加となる。

年金は一生受け取れる金額なので、
将来的に見ると大きなメリットとなる。

また健康保険に加入すると、
業務とは関係のない事故や病気になって働けなくなった場合に、
給与の6割相当額を1年6か月にわたって支給される傷病手当金という
給付も受けることができる。
posted by iknow at 05:00| Comment(0) | 退職 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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